「スティンザー効果」を知っていますか?
心理学用語のひとつであり、耳慣れないという人も少なくないでしょう。
この「スティンザー効果」をうまく活用することによって、恋愛を成就させることが出来るのです。
恋愛テクニックとしてのスティンザー効果について、詳しくチェックしていきましょう。
目次
「スティンザー効果」とはどのようなものなのか?
主に会議で使われる心理学用語
「スティンザー効果」とは、心理学用語のひとつです。
メインで使用されるのは、主に会議シーンにおいてであり、三つの特徴として挙げることが出来ます。
1.前回の会議で対立した相手が正面に座る
2.ある人が発言したあと、次の意見は反対意見になる
3.議長のリーダーシップが強いとき、参加者は隣の人と話したがる。弱いときには、参加者は正面の人と話したがる。
以上の三点ですが、いかがですか?
自分が実際に会議やミーティングに参加したときのことを思い浮かべると、なるほどと頷ける人も少なくないのではないでしょうか?
恋愛で使用できるスティンザー効果について
恋愛テクニックとして主に活用できるのは、前述した「スティンザー効果」の一番初めのものです。
「前回の会議で対立した相手が正面に座る」というもの。
これだけではなかなかすっきり理解できないですから、更に詳しく分析していきましょう。
立ち位置をうまく利用する
人間関係は立ち位置で心理要素が変わる
前述した「スティンザー効果」の内容について触れてみると、会議という何気ないシチュエーションひとつとっても、人間関係と物理的な立ち位置には、とても深い関係があるのが分かります。
学生時代、自分から見てどの席の人が話しやすかったか、逆に苦手な人がどの席に来ると嫌な気持ちになったのかを考えてみると、より分かりやすいでしょう。
正面の異性には敵対心を持ちやすい
「スティンザー効果」において、「前回の会議で対立した相手が前に座る」というものがあります。
これを転用すると、「敵対心を持っている相手とは正面に座りたがる」ということになり、更には「正面に座っている相手には、敵対心を抱きやすい」というものにも言い換えられるのです。
合コンに参加したとき、真正面にいるとマッチングしやすいと感じる人もいますが、「スティンザー効果」の点から言えば、つまり真逆ということです。
真正面にいる異性に対しては、むしろ無意識のうちに敵対心を抱きやすく、敵対とまでは行かなくても、心理的な距離を縮めにくいと感じてしまう人が多いのです。
意中の相手の真正面には座らない
「スティンザー効果」を恋愛テクニックとして転用する際には、気になっている人がいる場合、その人の真正面には座らないようすることが重要です。
合コンでいいなと思っているターゲットがいたり、飲み会で意中の相手と仲良くなりたいときなどは、相手の真正面にポジションを取っても、いまいち成果が上がらない可能性があるということです。
右斜め前方が最も良い位置
「スティンザー効果」において、真正面は敵対心を抱きやすい位置ですが、逆に良い印象を抱かれやすいポジションもあります。
それが「右斜め前方」です。
学生時代、右斜め前の席に座っている相手と、話しやすいと感じたことはありませんか?
好きな相手がその席に決まると、ラッキーだと感じたことは無いでしょうか?
右斜め前というのは、相手との距離感も丁度良く、表情を伺いながら、お互いが歩み寄っていくのにちょうど良い立ち位置なのです。
近すぎず遠すぎないのが重要
いきなり近いと引いてしまう人もいる
何としてでもゲットしたい相手がいると、つい近づきすぎてしまう人はいるでしょう。
親密度とは、確かに露骨に距離感に反映されやすいものでもあります。
その一方で、心理的な距離が十分に縮まっていない状態で、物理的な距離だけを無理やり縮めてしまうと、むしろ引いてしまう人もいるということを知っておきましょう。
・いきなりカウンター横並びはハードルが高いかも
「スティンザー効果」では、真正面の人には敵対心を抱きやすいとなっています。
これを意識するあまり、食事などに行く際、いきなり隣掛けのカウンターなどを選んでしまう人がいます。
仲の良いカップルや、十分に距離の縮んだ相手同士であれば問題はありませんが、これから仲良くなっていこうという異性同士において、近すぎる隣同士は、かえって気まずい気持ちにさせてしまうことも少なくありません。
特に、パーソナルスペースの範囲に慎重な人には、いきなりずかずかと踏み込んでいくことで、苦手意識を持たれてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
まとめ
「スティンザー効果」とは、会議のシーンにおいて使われる心理学用語ですが、この概念は恋愛テクニックにも反映させることが出来ます。
人間関係と立ち位置は、非常に重要なポイントだからです。
もっと距離を縮めたい、絶対に射止めたい異性がいる場合は、是非スティンザー効果を意識した歩み寄りを考えてみてください。